中性脂肪を治す



中性脂肪がもたらす病気

 

 

中性脂肪が増えすぎたからと言って、それ自体が即、何かの病気を引き起こすと言うことはなく、つい見過ごしがちですが、過剰な状態が続くことで様々な病気の要因となります。
中性脂肪が必要以上に蓄積されると、肥満症になり、高血圧や糖尿病、高脂血症の要因となります。

 

中性脂肪値が高いと、急性膵炎を発症することも多く、ショック症状を示すケースでは死亡することもあるので注意が必要です。

 

中性脂肪は、善玉コレステロールを減らし、結果として、悪玉コレステロールを増やすことから血液はドロドロの状態に陥り、やがて動脈硬化を引き起こします。

 

中性脂肪が多いと、血液中に溶けている脂質の量が必要以上に増加して、高脂血症を引き起こし、長引くと狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気の原因となります。

 

中性脂肪が異常に肝臓に蓄積された状態が脂肪肝で、肝臓の肥満と言われます。中性脂肪は肝臓で合成されて血液中に放出されますが、合成と放出のバランスがくずれ、過剰に肝臓に貯まった状態が脂肪肝です。

 

自覚症状はなく、放置すると肝硬変に進行することもあり、生活に支障をきたすだけに留まらず、生命に関わることもあるので、早期に処置することが望まれます。

 

このように、中性脂肪が過多な状態は、体に悪影響を及ぼすことがほとんどで、ポッチャリ系などと、笑ってばかりもいられないことを頭に置いておいた方が良いでしょう。