中性脂肪を治す



中性脂肪を減らす運動療法

 

 

中性脂肪は余分な糖分などが体脂肪として貯蔵されたものであり、中性脂肪を減らす効果的な方法はやはり運動で消費することでしょう。中性脂肪を減らすには、特に有酸素運動が有効と言われています。

 

運動では、筋肉中のグリコーゲン、糖質、脂肪の順に消費されて行き、脂肪が消費され始めるのは運動を始めてから20~30分後になるので、時間を掛けた有酸素運動が中性脂肪を消費する秘訣です。

 

ウォーキング・ジョギング・水泳・サイクリングなどを時間をかけて行うことにより、脂肪を燃焼させ、中性脂肪を減らすことができます。中性脂肪を消費する目安として、1kg痩せるためにはウォーキング(毎分100m程度)30~40分、ジョギング(毎分120m程度)30~40分、水泳30~50分、サイクリング40~60分くらいが基準になります。

 

また、適度な運動を行うことにより、カテコラミンが上昇し内臓脂肪を分解してインシュリン濃度が低下して脂肪の分解を促進させる、筋肉組織でLPL活性があがってエネルギーを供給する、脂肪組織でLPL活性が低下し脂肪蓄積を抑制、などの効果があり、中性脂肪を減少させます。

 

食後1時間くらいの時間帯は、血中を中性脂肪が流れいるのでこの時間帯に運動することが、中性脂肪を消費するためには効果的です。

 

しかし、義務感で運動をしているとストレスがたまりますので、のんびりと気楽な運動をすることをお勧めします。